出張所からのたより
2023年 1月
二俣尾4丁目治山工事について
令和元年から襲来した台風19号の集中豪雨により、青梅市二俣尾4丁目地内にて、山腹斜面の崩壊が発生しました。崩壊の拡大により、斜面上部に位置する人家が被災してします恐れがあったため、同年より調査を行い、令和4年3月から10月にかけて法枠工（山の斜面を押さえ、侵食を防止する工事）を施工しました。
多摩川林務出張所では、引き続き山地災害の予防や、荒廃した山林の復旧を行っていきます。
神戸岩（かのといわ）について
場所：東京都西多摩郡檜原村神戸
神戸岩は西多摩郡檜原村にある高さ約100ｍ、長さ役60ｍの大きな岩です。名前の由来は諸説ありますが、下流から見ると岩の扉が開いているように見え、その隙間から延長線上に大嶽神社（おおだけじんじゃ）があるため、岩を神域への出入口に見立てて「神域の戸岩」→「神戸岩」になったとされています。東京都指定天然記念物にも認定されており、パワースポットとしても人気のある観光地です。
左写真の入口から3分ほど歩くと右写真の場所にたどり着きます。春から夏の間は沢の水量が増え、右写真の奥にある岩から流れ落ちる滝を見ることができます。秋は峡谷の隙間から赤く色づいた紅葉も見ることができ、季節によって違った風景を楽しむことができます。
東京たま未来メッセの開業
浅川林務出張所が入居している八王子合同庁舎に併設する東京たま未来メッセ（東京都立多摩産業交流センター）は、多摩地域の持つ産業集積の強みを生かし、広域的な産業交流の中核機能を担うことにより、東京都における産業の振興を図ることを目的として令和4年10月14日に開業しました。
本施設では、約2,000人を収容できる展示室と、約50㎡～200㎡の７つの会議室の貸し出しを行っているほか、催事開催に向けた備品等の貸し出しなどの運営サポートを行っています。
今後はイベント開催などを通じ、産業交流や情報発信の場となることが期待されます。
東京たま未来メッセの展示室入口