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出張所からのたより
2019年1月
林道は、森林管理や木材搬出、住民の生活道等として使われています。大雨や経年劣化等により、林道は傷んでいくため、利用者の通行の安全を図るためには、日々の維持管理作業は欠かせません。
写真は、青梅市成木の常盤林道で、倒れそうになっている木柵を組み立て直した様子です。これで、再び法面からの土砂流出を抑えることができるようになりました。
他にも、見通しを確保するために草刈りを行ったり、路面に空いた穴を埋めたりと、様々な作業を行っています。
【盆堀復旧治山工事】
この現場では、集落上部の山腹斜面に不安定な転石が多数存在しており、人家等に被害を及ぼす恐れがあることから、落石対策工事を実施しています。(写真1)
(写真1)落石対策工事。落石を受け止める柵を設置している。
また、周辺の一部の人工林が過密な状態となっています。過密な人工林は、1本1本の木がもやしのように細ってしまっていたり、林内が暗くなって下草がなく土がむき出しになっていたりするため、荒廃してしまう恐れがあります。そこで、落石対策工事と併せて森林整備(間伐)を実施しております。(写真2)
(写真2)森林整備の作業状況。過密な林分を伐採し、適切な密度にしている。
治山事業は、健全な森林の維持造成を通じて山地災害から住民の生命・財産を守るために実施するものです。この現場のように工事と森林整備を適切に組み合わせて、その目的に適う事業実施を進めて参ります。
【林道起点標識の交換】
場所:東京都八王子市上恩方町・美山町地内
説明
浅川林務出張所では老朽化が著しい林道起点標識を調査し、標識の付け替えを 実施しました。
老朽化した林道起点標識